
【イヤイヤ期の真実】「なぜ私には…」と泣きたくなるママを、ベビーシッターという支援者が救う

「イヤ!」
「自分でやる!」
「絶対着替えない!」
床にひっくり返って泣き叫び、全身で抵抗する我が子。なだめても、すかしても、怒っても響かない。時計の針だけが残酷に進んでいく忙しい朝…。
「イヤイヤ期」と呼ばれるこの時期は、子どもの健やかな成長の証であると頭では分かっていても、毎日真正面から向き合っているお母さんたちにとっては、心身ともにすり減るような過酷な嵐の季節です。 真面目で優しいお母さんほど、
「私の育て方が悪いのかな」
「どうして私だけ、こんなにイライラしてしまうんだろう」
と、我が子の寝顔を見ながら涙を流し、自分を責めてしまいます。
子どもを育てる親として、イヤイヤ期を乗り越える最大のコツ。 それは、実は「真っ向から向き合い過ぎないこと」なのかもしれません。

時にはスッと視点をずらし、真正面から受け止めるのをやめてみる。しかし、密室の育児において、お母さん一人の力でその「視点の切り替え」を行うのは至難の業です。 だからこそ、ベビーシッターという「第三者の大人」を頼ってほしいのです。
今回は、日々イヤイヤ期のお子さんと向き合って疲弊しているお母さんたち、そして、そんな時期のお子さんを抱えるご家庭を救いたいと願う「現場の保育士さん」や「子育てを終えた先輩ママさん」へ。 一対一の個別保育だからこそできる、イヤイヤ期の健やかな乗り越え方と、第三者が力を発揮する場面についてお話しします。
「なぜ私には…?」と悩むお母さんに向き合う誠実な態度と言葉
ベビーシッターとしてご家庭に伺うと、お母さんが驚くような光景が展開されることがあります。 お母さんが何度言っても逃げ回っていたお子さんが、シッターの「どっちの服にする?」という声掛けにはすんなりと応じ、着替えを済ませてしまう。 これがいわゆる「第三者の魔法」です。親以外の少し特別な関係性の存在が介入することで、張り詰めていた空気がフッと変わり、物事がスムーズに進むことは多々あります。
しかし、シッターが上手にイヤイヤを切り抜ける姿を目の前で見せつけられることは、渦中にいるお母さんにとって、時に残酷なプレッシャーになり得ます。
「シッターさんの言うことなら聞くのに、なぜ私にはできないんだろう」
と、モヤモヤとした自己嫌悪を抱かせてしまう危険性があるのです。

だからこそ、私たちベビーシッターは、ただ子どもを上手に誘導するだけでなく、その「真実」をお母さんにきちんと翻訳して伝える義務があります。 「イヤイヤ」を一瞬で消し去る特効薬のような言葉はないかもしれません。それでも、お母さんの表情やタイミングをそっと見計らいながら、私はこんな言葉を誠実にお伝えするようにしています。
「お母さんだからこそ、ここまで全身で甘えられるんですよ」
「お母さんにここまで甘えられるのは、〇〇ちゃんにとって本当に幸せなことですね」
「今はこんなに大変だけど…20年後、どんなステキな大人になっているか、楽しみですよね」
外の世界で頑張って「いい子」の顔を見せている分、子どもは絶対に安心できるお母さんに思いきりワガママをぶつけます。
「あなたという絶対的な安全基地があるからこそ、お子さんは健やかに自我を爆発させられている」
という、美しい証明です。

べビサポで取得できる≪JBSA認定こころケアセラピスト資格≫の学びは、今まさに悩みの渦中にあるお母さんと、一対一で向き合う場面でも活かされるのです。
若手・ベテラン保育士さんへ。「時計の針」がないからこその個別保育
このイヤイヤ期のご家庭を支援するにあたり、現場の保育士さんたちの力は本当に大きなものになります。
もしあなたが、まだ経験の浅い若手の保育士さんだとしたら。
「シッターとしてご家庭に入って、激しいイヤイヤが発動したらどうしよう」
と恐れる気持ちがあるかもしれません。 でも、安心してください。実は、ベビーシッターの現場では、そこまで大きな「イヤイヤの波」に出会う心配はほとんどありません。 なぜなら、集団保育のように「年齢で区別される規定量の給食」や、「決まった時間に全員をトイレに誘う生活の流れ」が存在しないからです。 時間や集団の都合で子どもの行動を遮る必要がなく、100%お子さんのペースに合わせられるということは、そもそも「イヤ!」という爆発のスイッチを押さずに済むということなのです。

一方で、長年現場で戦ってきたベテランの保育士さん。 たくさんの子どもたちを見つめ、数え切れないほどのイヤイヤ期に伴走してきたあなただからこそ、お母さんに掛けられる言葉があります。
「みんな通る道だから、大丈夫よ」
その底抜けに明るい本音の一言は、ベテランのあなたから発せられるからこそ圧倒的な説得力を持ち、お母さんの強張った肩の力を一瞬で抜くことができるのです。
「生活場面」のイヤイヤを乗り越える、第三者のちょっとした工夫
シッターをしていて、お子さんの「イヤ」が最も発揮されやすいのは、やはり「トイレ」と「食事」の場面です。 ここで私が何よりも大切にしているのは、事前の保護者の方とのお打ち合わせです。
「生活習慣として、今どの程度身に付けさせたいとお考えですか?」
「お子さんのトイレへ向かう意欲は、どのくらいですか?」
「食事は残しても大丈夫な方針ですか?」
この意向を事前にしっかりと伺い、ご家庭と目線を合わせておく。その前提があるからこそ、私たちシッターも無駄に焦ることなく、
「今日はトイレに一歩入ってみることができたね!」
「嫌いなお野菜、一口だけ食べてみることができたね!」
と、小さなハードルを越えたことを一緒になって思い切り喜ぶことができるのです。

生活習慣に関するイヤイヤは、ちょっとした工夫を取り入れ、視点をずらしてあげることで何とかなることが多くあります。
例えば、食事の場面。手にはめたパペットを使って「〇〇ちゃん、これ美味しいよ!」と話しかけながら、一緒に食事の時間をエンターテインメントに変えてみる。 あるいは、最初から食事の量を半分に減らして盛り付けておく。そしてお皿が空になった時に「すごい!全部ピカピカに食べられたね!」と大げさに褒めてやる気を引き出し、残りの半分を「おかわり」として自信満々に食べてもらう。 トイレなら、大好きなシールを貼れることを励みに、まずは便座に座るステップだけを楽しんでみる。
ここで重要なのは、シッターだけができる特別な技を使うのではなく、「ご家庭でも手軽に取り入れやすく、明日からお母さんが継続しやすい方法を提案する」ということです。私たちの工夫はすべて、お母さんの毎日の育児を少しでも楽にするためのバトンなのです。
子育てを終えた先輩ママへ。ぜひ、あなたの力を貸してください
最後に、今この記事を読んでいる「子育てを終えられた先輩ママ」へ。 私たちは、あなたの力を心から必要としています。ぜひ、悩めるお母さんたちに力を貸してください。
ご自身の子育て中は余裕がなく、イヤイヤ期にイライラして自己嫌悪に陥った経験があるかもしれません。だからこそ、今まさに渦中にいるお母さんたちの「リアルな苦しさ」が手に取るように分かり、心からの共感ができるはずです。 あの頃の涙やモヤモヤ、後悔は、決して無駄ではありません。ベビーシッターという第三者の立場になれば、あなたのその経験と温かい眼差しは、若いお母さんを励まし、救い上げるための圧倒的な強さに変わります。

「大丈夫よ、今はこんなに大変だけど、この時間は必ず宝物になるからね」
渦中を抜け出した先輩ママのその実感を伴った言葉は、どんな育児書よりも深く、お母さんの心を解きほぐしてくれるはずです。
まとめ:社会全体で視点をずらし、親子の深呼吸を手伝おう
イヤイヤ期は、親と子が密室で真正面からぶつかり合えば、必ずお互いに傷ついてしまう時期です。 だからこそ、「向き合い過ぎない」「視点をずらす」という引き算の育児が必要な時期でもあります。そして、その視点をずらすための最も有効なカードが、ベビーシッターという「第三者の介入」なのです。
集団では叶いにくい「お子さんのペースに合わせた保育」を実現したい若手保育士さん。 「みんな通る道」と力強く背中を押せるベテラン保育士さん。 自身の経験を活かし、温かい眼差しで親子を包み込める先輩ママさん。

そんな「第三者の大人たち」の力を発揮して、社会全体で子どもを大切にして育てていく仕組み作りを一緒にしませんか?
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いつでもあなたの力を待っています。 私たちは、フリーランスの保育士や子育て経験者がもてる力を発揮することで、お母さんが大きく深呼吸をして、また笑顔で「イヤイヤ」に向き合えるための余白を届けるために、活動しています。
