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【ベビーシッターの鞄の中身大公開】いざという時の「お守りポーチ」と、子どもの心を掴む意外な神アイテム

『先生のその大きなリュックの中には、何が入っているの?』
『今日は、どんな遊びをするの?』

ご自宅にお伺いした際、お子さんたちが目をキラキラさせて私のリュックを見つめてくれることがあります。それはそれは、期待に満ちた眼差しです。

ベビーシッターの鞄の中には、市販の立派なおもちゃがぎっしり詰まっている…と思われがちですが、実は少し違います。 そこに入っているのは、「もしも」の時に子どもを守るための備えと、日常のちょっとした瞬間をワクワクに変えるための「意外な素材」、そしてプロとしての責任をしっかりと閉じ込めた大切な記録たちです。

今回は、そんなべビサポで学んだベビーシッターの鞄の中身を大公開します! いざという時に心を落ち着かせてくれる「お守りポーチ」から、イヤイヤ期のお子さんさえも笑顔にしてしまう「意外な神アイテム」、そしてリュックの中を整える小さな工夫まで。 これからシッターを目指す方のヒントや、べビサポシッターの利用を検討中のお母さんの安心につながれば嬉しいです。

涙を笑顔に変える。いざという時の「お守りポーチ」

シッティング中、お子さんが転んで膝を擦りむいてしまったり、急にお熱を出してしまったりする「もしも」の瞬間は、どれだけ気をつけていても訪れることがあります。 そんな時のために、私が鞄の最も取り出しやすい場所に忍ばせているのが、救急セットをまとめた「お守りポーチ」です。

◆ 衛生面と「水がない環境」への備え

ポーチの中には、絆創膏はもちろんのこと、使い捨てのビニール袋や手袋、体温計などを常備しています。 そして、意外と重宝するのが「洗浄綿」です。公園などですぐに綺麗な水が使えない環境でも、サッと患部を清潔にすることができるため、必ず多めに入れています。

◆ 保護者の方との「チームプレイ」で作る安心

また、発熱時やケガの際に活躍する冷却シートなども入れていますが、ここで一つ、プロとして絶対に気を付けていることがあります。 それは、「お子さんが日頃から使い慣れているものか」を最優先にするということです。

消毒液や冷却シート、あるいは保湿クリームなどは、お子さんの肌質や体質によっては合わないこともあります。そのため、シッターの判断で勝手に使用することは絶対にありません。 事前の面談や打ち合わせの際に、

「もしもの時は、こちらのポーチのものを使ってもよろしいですか?」
「それとも、ご家庭にある〇〇ちゃんの使い慣れた救急ポーチをご用意いただけますか?」

と、必ず保護者の方とご相談をします。 シッターひとりが完璧な準備をするのではなく、保護者の方と相談しながら「その子にとって一番安心できる保育環境」を整えていく。これが、何よりも大切なお守りになります。

◆ 心の痛みに寄り添う、小さな魔法

そして、このお守りポーチにはちょっとした「心のケア」の工夫も施しています。 ポーチ自体を子どもがホッとできるような可愛らしいデザインのものにしたり、キャラクターの絆創膏を何種類か持ち歩いたり。 あってはならないことですが、もしも痛い思いや悲しい思いをして涙が出てしまった時。

「うさぎさんの絆創膏にする?それとも、電車の絆創膏を貼ろうか?」

というたった一言が、パニックになった小さな心を、ふわりと温かく包み込んでくれるのです。

おもちゃ箱より魅力的!子どもの心を掴む「意外な神アイテム

シッターの鞄には、高価な知育玩具や音の鳴るおもちゃはあまり入っていません。 その代わり、私の鞄からサッと出てくるのは、「紙コップ」「輪ゴム」「丸シール」「油性ペン」といった、一見するとおもちゃとは思えないような日用品の数々です。 実はこれこそが、どんなおもちゃにも勝る、無限の可能性を秘めた「神アイテム」なのです!

◆ 日常を彩る「輪ゴム」と「シール」の底力

例えば、輪ゴム。 おやつを残してしまった時に袋をサッと止める実用品としてはもちろん、お散歩中に子どもが小さなシロツメクサやペンペングサを摘んだ時、優しくまとめて小さな「花束」を作ってあげることもできます。

また、丸シールと油性ペンも最強のコンビです。 お子さんに油性ペンをそのまま渡すわけにはいかないので、事前に丸シールに色々な動物や乗り物のイラストを描いて仕込んでおきます。それを渡すだけで、大喜びでシール貼り遊びが始まりますし、少し大きなお子さんなら「次は何を描こうか?」と一緒にオリジナルシール作りを楽しむこともできます。

 イヤイヤの足音を消した「コップちゃん」の魅力

この神アイテムたちが、見事にシッティングのピンチを救ってくれたエピソードがあります。

ある日のこと。公園で遊んでいたお子さんが、本当はお腹がペコペコに空いているのに「まだ帰らない!もっと遊ぶ!」と、今にもイヤイヤのスイッチが入りそうな気配を見せていました。 空腹と疲労で、いくら言葉でお話しても耳に届かない。そんな時、私は鞄からサッと紙コップと油性ペンを取り出し、キュキュッと可愛らしいお顔を描きました。 そして、その紙コップを手にすっぽりと被せ、少し高めの声でこう話しかけたのです。

「あー、お腹すいたなぁ!一緒にごはんを食べようよ♪ まずは、おててを洗いに行こうね!」

すると、さっきまで地団駄を踏みそうになっていたお子さんの瞳が、パッと目を見開きました。 「うわぁ~、コップちゃん!!」 目を輝かせたその子は、コップちゃんと手をつなぐようにして、あれほど嫌がっていた水道へとすんなり足を向け、ご機嫌で手洗いをしてくれたのです。 高価なおもちゃではなく、ただの紙コップに命が吹き込まれた瞬間。子どもの豊かな想像力と、見立て遊びの素晴らしさに、私自身が感動をもらった出来事でした。

お子さんの「見たい!」を尊重する。プロのリュックの整え方

そんな「もしもの備え」や「神アイテム」、さらに予備のエプロンや自分自身の食事まで入っているシッターのリュックは、本当に盛り盛りの大荷物になります。 だからこそ、鞄の中をどう整えるかは、保育の質を左右する重要なポイントです。

◆ 安心感のある無機質な「鍵付きファイル」

子どもたちは、シッターの鞄の中に「楽しいこと」がたくさん詰まっているのを知っています。だからこそ、「何が入っているの?」と遠慮なくチャックを開けて覗き込もうとします。 私は、その「知りたい!」という純粋な好奇心を「ダメよ」と止めることは、できるだけしたくありません。

そのため、シッティングの記録を残すルーズリーフや、ご家庭の重要な情報が書かれた書類など、絶対に触れてほしくないものは、ジップ式で鍵をかけることができるファイルにしっかりと収納しています。 万が一のデータ消失の心配がないように、その保管は徹底的に。そして、あえて子どもたちの興味をそそらない「無機質なデザイン」のファイルを選ぶことで、自然と意識が他へ向くように工夫しています。

◆ 「選ぶ楽しさ」を味わうおもちゃ袋

大切な書類を安全に守った上で、おもちゃ類は「大きめの布袋」にひとまとめにして入れています。 お子さんが鞄の中を見たがった時は、リュックごと遠ざけるのではなく、「じゃあ、この袋の中を見てみる?」とその布袋ごと手渡すのです。

『何が入っているかな……ガサゴソ……あ!これにする!』

袋の中に手を突っ込んで、自分でおもちゃを引っ張り出す。その「選ぶ楽しさ」もまた、立派な遊びの一つです。ダメと禁止するのではなく、環境を整えることで子どもの好奇心を安全に満たしてあげる。これが、プロとしての小さなこだわりの一つです。

◆ 気持ちを切り替える「特別な引き出し」

ただし、折り紙や新しい塗り絵、先ほどの丸シールといった「特別な遊びのアイテム」は、ガサゴソ袋には入れず、私の手元(別のポケット)にこっそり隠しています。 これらは、雨で外に出られず気分が落ち込んでいる時や、お昼寝の前、静かに集中して遊びたい場面など、ここぞという時の「気持ちの切り替えスイッチ」として提案するためです。

さらに、大きなリュックとは別に、おむつや水筒、救急ポーチなどをパッと入れて公園へ飛び出せるよう、薄手のナップサックや小さめのポーチも忍ばせています。

その日お伺いするお子さんの年齢や、シッティングの内容、お天気に合わせて、この盛りだくさんな鞄の中身を入れ替える時間。

『明日はどんなお顔を見せてくれるかな』
『これは、〇〇ちゃんの大好きなアイテム!』

と、笑顔を思い浮かべるその準備の時間から、すでに心地よい保育は始まっているのです。

まとめ:鞄の中に詰まっているのは「責任」と「余白」

プロのベビーシッターの鞄の中身。それは、決して特別な魔法の道具ではありません。 絆創膏一枚、紙コップ一個、そして鍵付きのファイル。 その一つ一つは、保護者の方に「この人になら任せられる」と安心していただけるための【責任】と、子どもたちが自分の想像力で自由に遊ぶための【余白】なのです。

べビサポで学ぶベビーシッターは、そんなワクワクをリュックに詰め込んで、お子さんが待つご家庭のチャイムを鳴らします。

ありふれた日常の素材を、「とびきりの笑顔」に変えながら、一対一で安心感を届けられるベビーシッターのお仕事、べビサポで一緒に挑戦しませんか?

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