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【夏の3大感染症】消毒戦争に疲弊する保育士へ。病み上がりの親子を救い、自分も守る「個別保育」という選択肢

梅雨のジメジメとした空気が漂い始め、気温が上がってくると、保育園の掲示板にポツリ、ポツリと貼り出され始める「感染症情報」の文字手足口病、ヘルパンギーナ、そしてプール熱(咽頭結膜熱)。いわゆる「夏の3大感染症」と呼ばれるこれらのウイルスが猛威を振るい始めるこの季節は、働くお母さんたちにとって、そして現場で数十人の子どもたちを守る保育士さんたちにとって、身も心もすり減る過酷な日々の幕開けを意味します。

「また熱が出た…私の有給、もう残ってないのに」と、暗い部屋で体温計を見つめながら途方に暮れるお母さん。 「また一人お迎えになった…。なんだか、申し訳ないなぁ…」と電話を手に取る保育士さん。そして、「今日の消毒作業、いつ終わるんだろう」と、子どもが全員帰った後で、アルコール消毒と布巾を握りしめる保育士さん。

集団生活である以上、子どもの感染症は決して誰のせいでもありません。頭では分かっていても、繰り返される感染のループの中で、大人の心は確実に悲鳴を上げています。

今回は、そんな「夏の感染症」という避けられない脅威の中で、目に見えないウイルスとの集団戦に疲弊している現場の保育士さんへ、「一対一の個別保育」だからこそできる本質的なケアと、新しい働き方の選択肢についてお話ししたいと思います。

悲鳴を上げるお母さんに、シッターが届ける「こころケア」の真髄

夏の感染症は、飛沫や接触によって驚くべきスピードで広がります。特に兄弟がいるご家庭では、上の子から下の子へ、そして時には看病で疲労困憊している両親へと「負のループ」が連鎖し、一ヶ月近くまともに仕事に行けない…ということも珍しくありません。

「職場に迷惑をかけて申し訳ない」
「元気な状態でお世話をしてあげられない自分が情けない」

高熱でぐったりする我が子を前に、お母さんたちは看病の疲れ以上に、深い罪悪感と孤独感で追い詰められていきます。

私たちベビーシッターは、そんなご家庭の「救世主」になりたいと心から願っています。しかし、ここで一つの現実をお伝えしなければなりません。 シッターの多くは、感染リスクや安全面の観点から、38度を超えるような熱のピーク時や、強い感染力を持つ急性期にある「病児」のシッティングはお引き受けできない場合がほとんどです。(※医療的ケアの経験など、シッター個人の判断やバックグラウンドによって対応範囲は異なります)

一番苦しいピークの時に、直接的なお預かりという形で丸ごと救い出すことができない。それは、支援者として非常に歯痒い現実でもあります。 しかし、だからこそ、私たちベビーシッターには「別の形」でのお母さんへのアプローチが求められます。それこそが、ただ子どもを預かるだけではない、「こころケア」という視点です。

看病と仕事の板挟みでパニックになっているお母さんに、「頑張ってくださいね」「すぐに良くなりますよ」といった軽々しい励ましの言葉は、時に残酷な刃になります。 私たちがすべきことは、ただ静かに寄り添い、お母さんのポツリとこぼす弱音を「傾聴」すること。そして、言葉ではなく、すべてを受け止める温かいまなざしと姿勢を通して「お母さん、少し休んでくださいね」「もう十分すぎるほど頑張っていますよ。無理しないでくださいね」という本音を、心の奥底まで届けることです。

お子さんのケアと同じくらい、限界を迎えているお母さんの心に寄り添うこと。これこそが、ベビサポの環境で学ぶシッターたちが持っている、最も頼もしい武器なのです。

病み上がりを優しく包む。個別保育がもたらす3つの圧倒的メリット

急性期を乗り越え、熱は下がったけれど、まだ登園許可が下りない。あるいは、許可は出たけれど、食欲も本調子ではなく、機嫌もスッキリしない。 実は、この「病み上がり(病後児)」のタイミングこそが、一対一の個別保育が最大の価値を発揮する瞬間です。

集団保育の現場に「病み上がり」で戻すことへの不安を抱えるお母さんたちにとって、シッターを利用することには、大きく分けて3つの圧倒的なメリットがあります。

① 安心できる環境での「こころと身体の回復」(心理的メリット) 

病み上がりの小さな身体にとって、30人近い子どもたちが走り回る保育園の喧騒は、想像以上にエネルギーを消耗します。個別保育なら、住み慣れた自宅の布団で、その子の体力に合わせて何度でも、好きなだけお昼寝をさせてあげることができます。第三者の大人に甘えながら、静かな環境でゆっくりと心身のエネルギーをチャージできるのは、個別保育ならではの良さです。

② 「ぶり返し」のリスクを断ち切る(身体的メリット)

 完全に体力が戻っていない状態で集団に戻ると、別のウイルスをもらってきたり、疲れから再び発熱したりする「ぶり返し」のリスクが跳ね上がります。お子さんが辛い思いを繰り返すだけでなく、お母さんが再び園から呼び出されるという負のループ。病後児の数日間をシッターに委ねることは、この残酷なループを断ち切り、確実な完全復活へと導くための賢明な投資になります。

③ 兄弟間の「感染の連鎖」を食い止める(家族のメリット)

 下の子が病み上がりの時、シッターが自宅で個別ケアを行っている間、お母さんは上の子を外に連れ出したり、あるいは別室で仕事に集中したりと、物理的な距離を取ることができます。家庭内での密接な時間をコントロールすることで、兄弟間の感染リスクを大幅に下げることができるのです。(※元気な上のお子さんをシッターが連れ出す対応も可能です。)

さらには、感染症が流行する時期ならではの「意外なシッターの活用法」もあります。 それは、お子さん自身は全くの健康だけれど、「クラスで手足口病が大流行しているから、今週末の絶対に外せない大切な家族行事(結婚式や旅行など)のために、今日と明日は園を休ませてシッターさんに家で見てもらいたい」という『予防的利用』です。 集団の波から一時的に我が子を避難させる。そんな柔軟な選択肢をご家庭に提案できるのも、個別保育という働き方の奥深さなのです。

目に見えない敵と戦う保育士さんへ。消毒戦争からの解放と、自衛の術

さて、この記事を読んでいるあなたが、もし今、保育園の現場で働いている保育士さんだとしたら。 夏の感染症の時期、現場がどれほど凄まじい「戦場」と化すか、痛いほどよく分かりますよね。

次々と発熱してしまう子どもたち…。その保護者の方へのお迎え要請別室に隔離して様子を見なければならない子どもへの個別対応。そして、子どもたちが帰った後、果てしなく続くおもちゃと教室の消毒作業…。 何よりも現場の保育士さんを疲弊させるのは、「目に見えないウイルスとの集団戦」というプレッシャーです。どこから入ってきたのか、誰が潜伏期間なのか、どの経路で広がっているのかが全く分からない。防ぎようのない見えない敵に対して、ただひたすらにアルコールを吹きかけ続ける日々に、心身の限界を感じている先生も多いはずです。(また、アルコール消毒の効かないウイルスや菌も存在しているのです。)

もちろん、個別保育のシッターであっても、感染リスクと無縁ではありません。病後児や回復期にあるお子さんをお預かりする際、預かる側の私たちにもプレッシャーはかかります。 しかし、そのプレッシャーの「質」は、集団保育のそれとは全く異なります。

一対一の個別保育では、目の前にいる一人のお子さんの状態だけを、全神経を集中させて見つめることができます。どこから菌がやってくるか分からない数十人の集団の中で怯えるのとは違い、リスクの所在が明確であり、自分でコントロールできる部分が圧倒的に大きいのです。

そして、個別保育で長く活躍していくためには、子どもを守るだけでなく「自分自身を感染から守るための自衛の意識」が非常に重要になってきます。 手洗いのタイミング、排泄介助時のエプロンや手袋の適切な使い方、ご家庭の環境の中での効果的な感染対策。これらを正しく知っているかどうかが、シッターとしての安心感を大きく左右します。

まとめ:あなたの保育スキルは、もっと優しく、もっと深く還元できる

集団の中で、毎日見えないウイルスとの戦いに疲弊している保育士さん。

「消毒ばかりしていて、一人ひとりの子どもと向き合えていない」

という葛藤を抱えているなら、その戦場から一歩抜け出し、「個別保育」という新しいフィールドに目を向けてみませんか?

ベビサポの講義では、子どもとの関わり方だけでなく、シッターとして感染を広げないための具体的な工夫や、自分自身の身を守るための正しい知識、そしてお母さんの心を救う「こころケア」の真髄まで、現場ですぐに活かせる実践的なスキルを学ぶことができます。

病児・病後児の対応範囲も、誰かに強制されることはありません。ご自身の保育士や看護師としての経験値、そして家庭の状況に合わせて、「どこまでなら安全にお引き受けできるか」という基準を、自分自身で決めることができるのです。

病み上がりで甘えん坊になったお子さんの背中を、時間を気にせずさすりながら、一緒にゆっくりと過ごす時間。 仕事から帰ってきたお母さんの強張った顔が、あなたの顔とお子さんのようすを見た瞬間にフッと緩み、「今日一日、本当に助かりました」と言っていただける瞬間。

あなたが現場で培ってきた保育のスキルは、ベビサポという環境を通すことで、こんなにも温かく、直接的に親子を救う力へと変わります。

夏の消毒戦争に立ち向かうのも、尊い保育の形です。 でも、もしその重圧に押し潰されそうになったら。一人のお子さんの回復にじっくりと寄り添い、お母さんの心のお守りになる…そんなベビーシッターとしての新しい扉を、私たちと一緒に開いてみませんか?

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